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活 性 酸 素 に つ い て【1】

活 性 酸 素 に つ い て【2】

活 性 酸 素 に つ い て【3】

活 性 酸 素 に つ い て【4】


活性酸素と老化に関しては、関係ないと報道された件について、ニュースキン本社の見解を掲載しています。

(報道された内容)
老化に活性酸素関与せず 日米チーム、従来の説否定
老化の有力な原因の一つとされてきた「活性酸素」が、実は老化に関与していなかったとの研究結果を、 東大食品工学研究室の染谷慎一(そめや・しんいち)特任教員らと米ウィスコンシン大、フロリダ大のチームがまとめた。チームはさらに、細胞内小器官「ミトコンドリア」にあるDNAの損傷蓄積が老化の一因となるメカニズムを解明。2005年7月15日付の米科学誌サイエンスに発表した。活性酸素は、体を酸化させ、遺伝子や細胞膜を傷付ける有害物質とされる。
従来、活性酸素がミトコンドリアを攻撃して老化を促すと考えられていました。
その働きを抑える抗酸化効果をうたった健康補助食品などが市場をにぎわせている。染谷特任教員は「マウスを使った実験で、活性酸素がミトコンドリアに障害を与えているとの見方が否定された。新たなメカニズム解明は、老化の抑制方法開発につながる」と話している。


ニュースキン本社の見解
記事にあります研究は、ミトコンドリアの中にある異常になったDNAを正しく直す能力が、もともと欠けているマウスを使っています。このマウスに異常になったDNAが蓄積されたとき、活性酸素の影響の増加や、細胞の増殖に問題があった形跡が見られませんでした。しかし、加齢を示すといわれるアポーシスというものが増加していたので、ミトコンドリアの中にあるDNAが加齢に、中心的に関係しているのではないか、と考察しています。この研究では、抗酸化物質が重要でないといっているのではありません。もともとこのような障害を持ったマウスでは、代謝機能も低下しているので、活性酸素の影響も正常なマウスとは違っていると考えられます。また、活性酸素の影響を見るために、1つの測定方法しか使っておりませんが、これだけでは試験結果の信頼性は低いと考えられます。さらに、他のいくつもの研究で、ミトコンドリアが活性酸素によって損傷を受けて、老化がすすむということがわかっています。このようなことからも、この研究が、「抗酸化物質の老化への影響が重要でない」といっているのではないことが分かります。老化にはいろいろな要因が関係しています。活性酸素などによる酸化ストレスが中心的な役割を果たしていると考えられています。ほかにも、炎症、ストレス、遺伝、インシュリン感受性などが要因だとも考えられています。アンチエージングを考える際には、いろいろな面からのアプローチすることが必要であろうといわれております。

活 性 酸 素 に つ い て【1】

人間は空気中から酸素を取り込みます。そして細胞では、その酸素を使って栄養分を燃やし、生きるエネルギーを引き出しています。
ところが栄養分を燃やすたび「活性酸素」の一部、約3%が電子が欠けた「不安定な酸素」、(フリーラジカル))に変身するのです。
活性酸素は人間が呼吸する限り生まれてきますが、普通の呼吸によって発生する活性酸素は体が作り出す「抗酸化物質」によって消去されます。

その「不安定な酸素」が回りの細胞を含んでいる膜(細胞膜)にある不飽和脂肪酸の電子を奪おうと攻撃して悪さをします。攻撃を受けた不飽和脂肪酸はどうなるのでしょうか、恐ろしい事に攻撃された不飽和脂肪酸も悪い物質に変化し、奪われた電子を取り返すために(老化の原因物質とも言われています)さらに回りの不飽和脂肪酸の電子を奪おうと悪さをするというのです。というようにその攻撃は連鎖反応的にどんどん広がり不飽和脂肪酸は過酸化脂肪質に変化し、細胞膜が傷つき、いずれ細胞そのものが死滅してゆくのです。(これが活性酸素の大量発生につながります。)
しかし、人間にはこのような攻撃から身を守る物質(サビ止め効果をもつ物質)「抗酸化物質」を持っています。この「抗酸化物質」が消去してくれ、体は安全に守られるはずなのですが、このような攻撃を何回も繰り返し受けることで、体内で「抗酸化物質」はなくなってしまい、体内の細胞自体がどんどん「酸化」します。すると、細胞はいつか細胞の核の中にある癌を伝える遺伝子が働き一部の普通の細胞が癌細胞に変化したり、細胞を取り囲む不飽和脂肪酸は過酸化資質という危険なアブラの増加(活性酸素の大量発生)により動脈硬化などいろいろな病気を引き起こす元にもなります。

「活性酸素」というと「活性」から想像すると何か生き生きとよいイメージをもちますが、実は「攻撃的な」という意味の言葉だそうです。
体内のあらゆるものを「疲労」・「劣化」させ、そればかりでなく、「活性酸素」というのは、1956年アメリカのネブラスカ大学の放射線生物学者のディンハブ・ハーマン教授が人間の老化の原因になっていると発表しました。

身近にある活性酸素の大量発生

(1)タバコを吸った時、(2)アルコールを飲んだとき、(3)スポーツや激しい運動などで体に無理をさせたり、大量の酸素を吸った時、(4)強いストレスや興奮によって血の流れが一時的に止まり再び流れ出すとき、(5)レントゲン撮影などで放射線を浴びたとき、(6)紫外線(オゾン層の破壊により強い紫外線を浴びるようになった、皮膚では酸化作用が起こりシミ・ソバカスの原因となる))や電磁波(携帯電話・パソコン・ドライヤー)を浴びたとき、(6)工場の有毒ガス、(7)車の排気ガスなどを吸った時、(8)体内に病原菌が入ってきた時、(9)体内に食品添加物・強い医薬品・抗がん剤・などの科学物質が(真皮のコラーゲン繊維やエラスチンを変化させてしまう)はいってきたときなどがありますが、これらはまだ一部です。このように日常の生活で避けて通れない面もありますが、できる限り生活スタイルに心がけたり、消去・排除できるよう体作りを日頃から心がけることが大事です。

日ごろから、これらの予防のために、安全、安価、高品質、高単位の補助食品が求められることになります。

 

活 性 酸 素 に つ い て【2】

◇酸化

物が酸素と結びつく働きを「酸化」と言いますが、「酸化」こそ私たちが生きていく上で一番大切な科学反応といえます。
人間の体には約60兆個の細胞があるといわれています。そしてその一つ一つが血液から酸素と栄養成分を吸収し、酸素で栄養分を燃焼し、酸化させてエネルギーを得て生きています。
体全体が健康であるということは、体内のひとつひとつ全ての細胞に酸素と栄養分が行き渡り、順調に「酸化反応」が行われるということです。

この細胞の活動が100%活動している人は、健康体の人です。しかし、現代人は、細胞の活動情況は、30〜40%位といわれています。それは、どうしてかと言いますと私たちの食生活が大きくかかわっているからです。

日ごろから、これらの予防のために、安全、安価、高品質、高単位の補助食品が求められることになります。

もし体のある部分の細胞に酸素や栄養分が運ばれなくなり、酸化反応が行われなくなったらどうなるでしょうか。それらの細胞自体が錆付いてしまい、いずれ死滅していくことになります。
このような状態が体の中のあちこちで起これば、だんだん体の各部がうまく働かなくなってしまいます。
このような状態が「老化」・「病気」となってゆく基になっています。

よく「老化は血管から老いる」と言われますが、これは血管が詰まったりして、細胞に酸素と栄養分が運ばれなくなると、細胞自体が傷ついて壊れてしまい、それが「老化」・「病気」の大きな原因になるということです。
「老化」ということを簡単に表現すれば体の細胞があちこち錆付いてきて体の各部がだんだん使い物にならなくなっていくという事です。

私たちは生活の中で誰もが酸化の現象を目にしています。主なものには、次のようなものがあります。

りんごを切ってしばらくすると切り口が赤茶色に変色する。
(りんごの成分が空気の酸素に触れて酸化したもの)

使い捨てカイロを使うときに袋の封を切り外に出し暫くすると暖かくなってる。
(袋の中にある鉄分が空気に触れて酸化しはじめたため熱が発生)

自転車、画鋲、硬貨などがだんだん錆付いてくる。
鉄が空気中の酸素によって酸化したもの)

活 性 酸 素 に つ い て【3】

 

◇過酸化脂質が引き起こす病気

中高年の方々は、健康診断の時のコレステロール値や中性脂肪の値を気にされる事と思いますが、いったいその数値はどのくらいの危険が隠れているのでしょうか。

検査結果で出た数値の場合、一般的にはまだ「普通のアブラ」の状態です。まだその時点では、そのまま血管に血液が流れているだけでまだ悪さをしないのです。

それらの「普通のアブラ」が活性酸素によって攻撃を受け、「危険なアブラ」(過酸化脂質)に変化すると大変なのです。

「危険なアブラ」は血管の壁につき、次第に壁の中に染み込み、徐々に血管をもろくしたり、血管を破る原因を作ります。過酸化脂質は脳や心臓の筋肉に行く血管を詰まらせ血流を止めてしまう事があります。血管がこの様な状態になり、脳の血管が破れたときが「脳出血」、脳の血管が「危険なアブラ」のために、つまってしまったときが、「脳血栓」ということになります。

そしてそれと同じことが心臓を取り巻く血管で起これば、それが、「心筋梗塞」や「狭心症」と言うことになります。

この様な結果、各細胞に血液が運ばれなくなると、細胞はすぐ酸素と栄養が足りなくなります。すると、脳や心臓の細胞は徐々に死んでいき、それが各器官の死につながります。
特に脳や心臓の細胞は一度死んだら二度と再生しませんので、脳や心臓の病気は命取りなると言うわけです。突然死、それは体内に大量にできた過酸化脂質が原因なのです。
大切な事は、健康のためには、決して細胞や血液を酸化させ酸性の状態にしてはならないということです。

そのために、体のサビ止めをする物質を体内にたくさん蓄えておく必要があります。(抗酸化物質)
もちろん体内で作られる錆止めをする物質「抗酸化物質」はこれに抵抗し続けるのですが、中年を過ぎるにつれて「抗酸化物質」は出しにくくなり、また活性酸素を消去する力が衰えてきます。こんなときに無理をしたり、不健康な生活や食事を重ねると消去されなくなった活性酸素が大量の過酸化脂質を作ります。そして、もともと生まれつき「抗酸化物質」を作る力が弱い人もいます。この様なやりとりが何年も続くと、いつの日か細胞の核の中のDNA(遺伝子)が傷つけられ、突然異変を起こし癌を引き起こしたりします。
癌細胞は知らない間にドンドン増殖が進み癌細胞が血管の壁を破り、血液を通じて他の器官へ「転移」することもできます。癌細胞は、正常な細胞に比べ何十倍も生命力が強くどんどん増殖ししていきます。

また、タバコを吸う行為、アルコールや濃い塩分、熱いものを頻繁に胃の中に入れるということは、肺や胃を傷める事であり、肺癌や胃癌になる日を待ち望んでいるようなことです。

また、今般では生活習慣病の90%が、活性酸素が原因と言われています。
厚生労働省が発表している「人口動態統計」を見ればわかるように日本人の死因の一位が「癌」・二位が「心臓病」・三位が「脳卒中」の順です。

この順位は、40歳以上の年齢の死因順位とも一致しており、この三つだけで日本人の死因割合の70%近くを占めています。

この三つの病気の大体の原因は、大量の活性酸素の発生とそれに伴ってできた「危険なアブラ」(過酸化脂質)であることを理解して頂きたいと思います。それに伴って「抗酸化物質」の必要性も理解できるはずです。

 

活 性 酸 素 に つ い て【4】

 

◇ビタミン・ミネラル・植物栄養素

ビタミン・ミネラル・一部の植物栄養素(抗酸化物質)をとる方法

●一つに昔ながらの有機農業で作られた野菜をとる。

●もう一つに不足するビタミン・ミネラル・植物栄養素を、食事をいっしょに栄養補助食品から補う。

 

◇◇◇現代社会で栄養食品を取る必要性

「健康であるためには、健康的な食品を食べていれば大丈夫である。」といる考え方は正しいのでしょうか。現代社会では健康的な食品を探したり、作ったりするには時間、労力、費用がかさみ無理に近いのではないでしょうか。

農薬の残留、さまざまな添加物、・・・・・

普通の野菜から昔と同じだけのビタミン・ミネラル・植物栄養素を摂ろうとしたら、今の10倍以上の野菜を摂らなければなりません。その代わりとして、何らかの栄養補助食品を食事と共に取るのが現代では賢明な方法と言えます。また、少なくとも4種類の(β-カロチン・ビタミンC・ビタミンE・葉酸)抗酸化剤と呼ばれているビタミンは病気の予防に効果があると言われています。
このように最近特に栄養補助食品の必要性が強調されるようになってきました。この4種類の中にあるビタミン類はビタミン剤でありません。

一般にビタミン剤と栄養補助食品を混同している人がいます。
「私はちゃんと食事をしているからビタミン剤はいらない」とかいう人がいますが、ビタミン剤は製薬会社で作られ、ある成分を特に多く含むよう配合された医薬品などを指します。(ドラッグストアーなどで売っている栄養ドリンク等)しかもそれらの配合成分は化学合成されたものを用いています。

一方、栄養補助食品は普通、天然のものから抽出され、乾燥・濃縮されたものを言いますが、あくまでも「補助食品」である事に変わりはありません。このようなことから、栄養補助食品は食後に「飲むもの」ではなく「食事と一緒に食べ、その食事だけでは不足する栄養分を補う食品」という解釈です。

最近では、「薬ではないが健康増進や病気の予防に役立つもの」というものに進化し始めました。

さまざまな商品が出回っていますが、主な基準を摂り上げました。

☆ 科学合成のビタミンでなく天然の無農薬直物から抽出したもの。

☆ 原材料や採取や生産面にいたるまで信頼できるもの。

☆ 価格が手ごろで安心して食べられるもの。

☆ 効果が期待できるもの。

生活習慣にかかる年齢が低年齢化している今般、日々の食生活、ライフスタイルがいかに重要か、そしてそういった行動がわが身の体内に活性酸素を大量に招く引き金になっているか、りんごをきって色が変わってゆく過程は目で見ることができます。そしてそれが活性酸素が原因だということも理解できると思いますが、人間の体内で同じ事が毎日起きていてもそれを見ることもできず、痛みを伴わないだけに怖いことです。

抗酸化物質をうまく取り入れることの必要性を理解できたなら活性酸素の怖さも半減するのではないでしょうか。

 

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