ビタミン |
ビタミンとは、身体のコンデションを維持するために、欠くことのできない有機物です。その必要量は微量です。しかし、ほとんどが人間の体内では合成できないものですから、食物または栄養補助食品などから摂取する必要があります。
ビタミンは、現在約30種類存在し、その性質から、脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンの2つに分類されています。脂溶性ビタミンは脂肪に溶けて体内で機能し、水溶性ビタミンは水に溶けて体内で働きます。
※、脂溶性ビタミン(ビタミンA・D・E・K)
※、水溶性ビタミン(ビタミンCとビタミンB群:ビタミンB1、B2、B6、B12、B15、パントテン酸、ピオチン、イノシトール、コリン、葉酸、PABA〈パラアミン安息香酸〉など、)
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ビタミンA・β‐カロチン(藻類カロチン、天然β‐カロチン) |
カロチンは、にんじん、ほうれん草、かぼちゃ、サツマイモなどの緑黄色野菜に多く含まれる栄養素です。身体の中でビタミンAに変化するため、プロビタミンAとも呼ばれています。
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柑橘系ビオフラボノイド |
多くの果物や野菜の中に色素として存在する物資。 |
ビタミンB群 |
ビタミンB1(チアミン硝酸塩)、ビタミンB2(リボフラビン)、ビタミンB6(ピリドキシン塩酸塩)、ビタミンB12(シアノコパラミン)
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ビタミンC(アスコルビン酸) |
水溶性ビタミンです。厚生労働省基準によると、日本人の成人一人当たりのビタミンC所要量は一日あたり50mgで、喫煙者、中高年はさらに多く摂取する必要があるといわれています。ビタミンCは柑橘系、ベリー類、緑黄色野菜、トマト、カリフラワーなどの多く含まれています。
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ナイアシン |
小麦胚芽、レバー、腎臓、赤身の肉、ビール酵母、魚類、卵、ピーナッツ、などに多く含まれる水溶性ビタミンです。ビタミンB群(特にB1、B2)、ビタミンC、亜鉛、と相乗的に作用します。
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パントテン酸 |
小麦胚芽、レバー、腎臓、肉類、牛乳、ビール酵母、緑黄色野菜などに多く含まれる水溶性ビタミンです。ビタミンB群、(特にB6、B12、ピオチン、葉酸)、ビタミンC、亜鉛と相乗的に作用します。
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ピオチン |
玄米、小麦胚芽、レバー、腎臓、ビール酵母、木の実、卵黄などに含まれる水溶性ビタミンです。ビタミンB群(特にB12、葉酸、パントテン酸)、ビタミンC、亜鉛と相乗的に作用します。
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ビタミンD3(コレカルシフェロール) |
マグロ、サケ、鰯、にしん、魚の肝油、牛乳、乳製品など、動物性食品中に含まれる脂溶性ビタミンです。ビタミンA、C、コリン、カルシウムと相乗的に作用します。
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ビタミンE(トルフェノール |
アーモンド、小麦胚芽、レバー、ブロッコリー、芽キャベツ、ほうれん草、卵、植物油などに多く含まれる脂溶性ビタミンです。ビタミンB群(特にB1、イノシトール)、ビタミンA、C、D、マグネシウム、セレンと相乗的に作用します。
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葉酸 |
水溶性ビタミン、小麦ふすま、小麦胚芽、レバー、ビール酵母、大豆に多く含まれています。ビタミンB群(特にB12、ピオチン、パントテン酸)、ビタミンC、PABA(パラアミノ安息香酸)、亜鉛と相乗的に作用します。
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ルチン |
フラボノイドの一つです。そば、トマト、アルパラガスなどに多く含まれ、ビタミンPとも呼ばれています。
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